■飛び石。
一覧 先日うちの車に飛び石による被害がありました。思い出したかのようですが
この間、2台同じような車が入庫しましたので少しご紹介します。
メルセデスベンツSクラス(W221)とソアラ(Z40)です。
ベンツはフロントバンパー、フード、フロントガラス等の被害です。
フロントバンパーにはたくさんの飛び石がありました。まさかこんな大きな
石は飛んでこないと思いますが・・・(バンパーにぽっかり穴があいてる。)これもきっちり直していきます。
無数の飛び石がある為、全面サフェーサー入りました。
他に右フロントピラーにも損傷があったので塗装しました。ガラスは新品
に交換です。
ボンネット塗装後に磨いて、再乾燥中に取り付けボルトも補修します。
フロント周りの付属品を交換したところです。
次はソアラです。この車はトヨタの中でもほんと高級車です。
この車も無数の飛び石が・・・殆ど前廻り塗装が必要です。
なんとルーフにまで!このお車10万キロほど走られたましたが、ほんと
綺麗な車でした。今回の事故以外は殆ど傷がありませんでした。これだけ
きれいだと気持ちがいいですね!
早速作業にかかり、前廻りは全てサフェーサー入り。かなり飛び石が多かったので。
このお車3コートパールなんですね~。塗装屋泣かせです。ブロック塗装
は皆無に近いぐらい難しいです。最初からボカシ作業を保険会社さまへご相談しました。
ここからです。この車かなり平面がつるつる状態でした。レクサスの塗装って色によっては4層にも6層にもなっているらしいです。一回目のベース塗装、クリヤー塗装、それから一度塗装肌を平滑にする為水研ぎをします。
そのあとベース塗装(別の色、シルバーなら粗いメタリック粒子)、クリヤー塗装と高級車にふさわしい塗装工程です。うちではこの車の状態をみて、考えました。3コートパールで肌もあまりついていない場合、磨きばかりしていると、トップコート(クリヤーコート)厚みも薄くなるし、せっかく
ペイントしているのに本来の厚みがなければ、意味もないし、一回目のクリヤーを少し乾燥の早いタイプを、水研ぎ後の最終トップコートは通常のクリスタルクリヤーでフィニッシュです。
フロント周りのパーツは殆ど新品になりました。これでまた長く気持ちよく
乗っていただけます。
最終2台ともガラスコーティングを施工しました。今回たまたま両方のお客様も保険免責がゼロだったみたいです。すごく喜んで帰られました。
ベンツにはもちろんプラチナクリヤーという高品質クリヤーをペイント。
バンパーには2台とも軟化剤をいれ、今後の飛び石防止にもお役に立てれるように、日々品質重視で作業しています。綺麗にみせるのもテクニックなのですが、本来の持つべき姿に戻すのが我々の仕事であり、そこには高品質の
材料は無駄にはなっていないと思います。毎月のように何かの物価が上がっている世の中です。モチロン無駄のないよういろんな工夫もしていますが、
お客様のお車に残る品質材料だけは削減できないので、他の分野でエコになれるよう頑張っていきます。
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